LZ-P1のLED化
2015年暮れ、ふらりと寄ったハードオフで見つけた東芝の小型液晶プロジェクタ「LZ-P1」。ネットには情報がほとんどないものの、後継モデルのLZ-P2については少々の情報(東芝)が得られる。P2では当社比で2倍の明るさ、というとP1は光学系でかなりのロスをやらかしてたみたいね。
一応、光は出るというジャンク扱いで2000円(税別)に小一時間・・・じゃない、小一日ほど迷ったりして。
ハロゲン交換電球は入手可能なものの、値段と明るさと(消費電力と)で釣り合わないし、LED版はW数および放熱フィン込みになってて収まらないし、12V駆動のモノが見あたらない^O^。
手元にはバイクorクルマのH4バルブのLED化に使うつもりでヤフーオークションで買いそろえてた10W LEDが複数あり、クルマやバイクの方は既製品で間に合わせてしまったのでこっちを流用してみるべ。
持ち合わせのヒートシンクを34mm角に一回り小さく加工して、LEDの発光部が中央に来るように固定する穴を明けてと。ファンは25mm角のもの。秋葉原で購入したんだっけ。
LCDのフィルムにSONYの文字。ちょっと意外。
純正のミラー球がどのような光軸を構築するのか調べてみたところ、40mmくらいで焦点が出来るみたい。
また、ミラーカップ部分は焦点を構成するだけでなく、ランプの熱を一部透過させる目的で少し透けているんだとか。んで、LCDへの反射鏡もまた熱線透過になっていて、こちらも少し明かりが透けているのが判る。(写真はLEDに置き換えてみた時の様子)
手持ちのミラーフィルムをブリスターパックのプラ板に貼って遮光したつもりの鏡をはめてみても、やはり少し透けて見えてロスが出ている。
ええい、直射投影に切り替えてみるべ。ということで完全分解。パッカン。
反射鏡を固定する爪がヒートシンクに干渉してしまってる。ヒートシンクのほうを少し加工してと。ひとまず仮投影。
今度は割と投影できてるぽい。ユニカラーを0にしないと色が出ない?
LEDとヒートシンクの固定について少し悩むものの、アルミ角材を使って収納するように収めるのに成功。
筐体に固定のための穴は1つもあけておらず、また本来の反射鏡を元に戻せるのもミソ。
ドライバ回路の固定場所も決まったし、LEDとファンへの配線の途中にコネクタを付けて、チリ合わせも確認してやっと完成。
付属の半透明スクリーン(なんとラベンダー色。当時のブラウン管テレビが電源オフ時には、たまたま薄紫に見えたせいかラベンダーマスクと称されてたのにかこつけたのかな?)への投影も無理なく見えるレベルに改善。
ドライバ回路は調光機能は無いので明るさはレベル50で固定だよなあ、と思いつつ下げてみたら少し反応。おや、と思って0に下げると明らかに暗くなる。
んじゃあ-50はというとほとんど真っ暗。結構やるじゃん、このドライバ回路。
もう少し光量が欲しいのも事実ながら、20WのCOB LEDは電圧も上がり、排熱も倍になるだろうなあ、と思いながらaliexpressをモノ色してみたら、明るさ(Lux)は10Wと一緒だって?
それなら10Wのままにしましょ。
さて、今度はクルマのリアハッチを簡易スクリーンに仕立てて、投影ネタもこさえてみましょか。
こちらは外した部品類。
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